とにかくリー・モーガンは、引っ張りだこの人気者なので、サイド参加作は膨大なものになりますが、できるだけアップしていこうと思います。
このページでは、1956年のデビュー直後から翌1957年までをご紹介しています。
リー・モーガン ディスクガイド 目次 Lee Morgan おすすめCD 案内
→リー・モーガン リーダー作 ① (前期) デビューから60年までBlue Note 前期
→リー・モーガン リーダー作 ② (後期) 62年以降 サイドワインダーなど
→リー・モーガン リーダー作 ③ (後期)67年から最終作品まで
→リー・モーガン サイド参加作(前期) ① 56年~57年 ブルートレインなど・・・このページ
→リー・モーガン サイド参加作(前期) ② 58年~59年 メッセンジャーズ時代
→リー・モーガン サイド参加作(前期) ③ 59年 メッセンジャーズ 訪欧ツアーなど
→リー・モーガン サイド参加作(前期) ④ 60年 引き続きメッセンジャーズ主体
→リー・モーガン サイド参加作(後期) ⑤ 61年~63年 3管JM ライブ・イン・ジャパンなど
→リー・モーガン サイド参加作(後期) ⑥ 64年~66年 マクリーン、モブレーなどと共演
→リー・モーガン サイド参加作(後期) ⑦ 67年~72年 コテコテ系もあり
Hank Mobley(ts),Donald Byrd,Lee Morgan(tp),Horace Silver(p),Paul Chambers(b),Charlie Pership(ds)
想像どおりのブローイン・セッション。聞いただけで、誰がリーダーかを当てるのは、不可能だと思う。ブローインだけに、ソロは長くて十分堪能できる。(hand)
バードとモーガンの二人を聴き比べるには面白いアルバムだが、モブレーはリーダーの割にソロの出番が多いわけではない。アルフレッドライオンは、モブレーをソロイストとしてよりも、作編曲者とバンドリーダーとして仕立てようとしたのではないか?とにかくBN1500番の作品は彼のオリジナル曲が多いのにソロの出番は控えめの作品が多い。このアルバムも曲は全部彼のオリジナルだが、二人の新進気鋭のトランペッターの対決を盛り上げるための素材であり、モブレーはその行司役みたいだ。(しげどん)
Lee Morgan(tp),Al Grey(tb),Billy Mitchell(ts),Billy Root(brs),Wynton Kelly(p),Paul West(b),Charlie Pership(ds)
若手中心ながら迫力ある。特段のリーダーがいないのにこのまとまりは素晴らしい。(hand)
ガレスピーバンドのいわゆるボス抜きセッションだが、ケリーがリーダーかのようなノリノリの演奏。幻の大名盤とされてきた一枚だが、内容は屈託のないジャムセッション。でもそれぞれのソロはさすがに素晴らしく、楽しめる一枚。(しげどん)
スタンダード曲は聴く側にとって、安心感を与える反面、新鮮さに欠けるところがあるが、リーモーガン がソロを展開すると、新しい息吹を与えられて、違った曲の様に聞こえるから不思議だ。当時20代中心のメンバーの中にあって、18歳のリーモーガン が健闘している。(ショーン)
Lee Morgan, Conte Candoli(tp),Frank Rosolino(tb),Benny Golson, Bob Cooper(ts),Dick Steve(p),Red Mitchell(b),Stan Levey(ds)
Wynton Kelly(p),Wilfred Middlebrooks(b)
西海岸のハワード・ラムゼイのライトハウス・オールスターズが、東から来たディジー・バンドのモーガン、ゴルソン、ケリーら共演した盤。人数が多いがビッグバンドではなく、曲によりメンバーが異なるコンボ演奏だ。モーガンは、8曲中5曲①②④⑥⑦に参加し、うち2曲④⑦ではコンテ・カンドリとトランペットの競演をしている。特に冒頭のゴルソン曲①レジーオブチェスターはモーガンのテーマ、ソロから始まり、デビュー早々から人気があったことがわかる。(hand)
Art Blakey(ds),Lee Morgan,Bill Hardman(tp),Melba Liston(tb),Sahib Shihab(as),Johnny Griffin(ts),Cecil Payne(bs),Wynton Kelly(p),Spanky DeBrest(b)
モーガンのブレイキーとの初録音盤。ドーハムが退団し、ドナルド・バードが入る前のつなぎと思われ、まだJMのメンバーではない。マクリーンは既に入っている。たった4曲5テイクだが、内容は素晴らしい。現在は、「1957セカンド・エディション」のオマケ曲としても聞ける。演奏は、タッド・ダメロンのスモール・ビッグバンド風。モーガンはガレスピーのビッグバンド出身なので、この手の演奏も得意だ。(hand)
1957年4月6日
Blue Note
hand ★★★☆
しげどん ★★★★
Johnny Griffin, Hank Mobley, John Coltrane(ts), Lee Morgan(tp), Wynton Kelly(p), Paul Chambers(b), Art Blakey(ds)
グリフィンだけのワンホーンで吹き込んだほうが良かったのではないか?1人づつは悪くないが、テナー3人が一緒にやっている意味はあまり感じられない。アンサンブルのハーモニーも、逆に大バトルもなく、ただ熱いソロが続く盤。モーガンは、ブレーキ―のあおりに乗っていいソロを吹いている。(hand)
贅沢なメンバーによるブローイング・セッションはブルーノートとしては珍しいのでは?作品としてのまとまりはともかく、そのメンバーの演奏を楽しむ一枚。テナーが三人いるので、これは誰?と気になって仕方ないが・・・一応アイラ・ギトラー氏のライナーによるとソロオーダーは ①The Way You Look Tonight :Griffin→ Morgan→ Mobley→ Coltrane→ Griffin ⇔Blakey ②Ball Bearing: Coltrane→ Morgan→ Griffin→ Mobley ③All The Things You Are :Griffin→ Coltrane→ Morgan→ Mobley ④Smoke Stock: Griffin→ Morgan→ Mobley→ Coltrane (しげどん)
Clifford Jordan(ts),Lee Morgan(tp:2, 4 & 5),Curtis Fuller(tb1-4),
John Jenkins(as),Ray Bryant(p),Paul Chambers(b),Art Taylor(ds)
クリフォード・ジョーダン(この頃は、クリフ・ジョーダン)のセカンド盤の5曲中3曲にモーガンが参加。ジョーダンは、72年の「イン・ザ・ワールド」以降、超人気が出た人。この時期の盤は悪くはないが、比較的地味だ。モーガンは、自作のブルース⑤ジュバをミュートでテーマとソロを吹く。(hand)
メンバーは7人だがセプテットでの演奏は2曲だけ。モーガン参加は3曲。ホーン奏者4名が1曲づつオリジナルを提供しているが、A面の2曲はどうも面白味に欠ける曲調で平凡なハードバップの感じで印象に残らない。B面の一曲目のフラー曲「Blue Shoes」は哀愁のあるいい雰囲気だがこれにはモーガンは参加していない。B面最後のモーガンのオリジナル「Ju-Ba」は短い曲だがファンキータッチの面白い曲で、ミュートで力演している。(しげどん)
1957年8月25日
1958年2月25日
Blue Note
おすすめ度
hand ★★★☆
Jimmy Smith(org),Lee Morgan(tp),Curtis Fuller(tb),George Coleman(as),Eddie McFadden(g),Donald Bailey(ds)
Kenny Burrell(g),Lou Donaldson(as),Tina Brooks(ts),Art Blakey(ds)
オルガンのジミー・スミスをリーダーにした2日間のブローイン・セッションを「ザ・サーモン」とに分散収録した盤。モーガンは、全4曲中3曲に参加し、長いソロをとる。ファンは必聴だ。残る1曲②ラバー・マンはルー・ドナルドソンをフィーチャーしたバラード。(hand)
1957年8月25日
1958年2月25日
Blue Note
おすすめ度
hand ★★★★
Jimmy Smith(org),Lee Morgan(tp),Curtis Fuller(tb),George Coleman(as),Eddie McFadden(g),Donald Bailey(ds)
Kenny Burrell(g),Lou Donaldson(as),Tina Brooks(ts),Art Blakey(ds)
「ハウス・パーティ」と同日のブローイン・セッション。モーガンは、3曲全てに参加している。①サーモンは20分超の長尺ブルース。モーガンのソロは11分30秒頃から15分頃まで続く。1曲20分超は長過ぎると思う。②JOSのソロは勢いがあり素晴らしい。③フラミンゴは、テーマも含めてモーガンをフューチャーした絶品のバラードだ。(hand)
Jimmy Smith(org),Lee Morgan(tp),Curtis Fuller(tb),George Coleman(as),Eddie McFadden(g),Donald Bailey(ds)
Kenny Burrell(g),Lou Donaldson(as),Tina Brooks(ts),Art Blakey(ds)
全3曲とも「ハウス・パーティ」、「サーモン」の残りテイクで、録音から20年後の1979年に発掘されてた盤。ジョージ・コールマンは後にテナーを吹くがこの時期のパーカー・ライクな艶やかで滑らかなアルトに驚く。若きモーガンは当然のように好調だ。(hand)
John Coltrane(ts),Lee Morgan(tp),Curtis Fuller(tb),Kenny Drew(p),Paul Chambers(b),Philly Joe Jones(ds)
ジャズ超名盤の1枚。コルトレーンの唯一のブルーノートのリーダー盤。初期のコルトレーン 、モーガン、フラーの最上のプレイが入っていると言っても過言ではない。ドリュー、チェンバース、フィリーのリズム隊3人の出来もいい。(hand)
言わずもながの名盤。アナログA面の二曲は絶対的な名演。シンプルな「Blue Train」もいいけど、何か複雑だけど心地よい「Moments Notice」も魅力にあふれている。編曲は特別に凝っていないがモーガン、フラーのソロも最上で、何度も聴き返したくなる魅力にあふれている。(しげどん)
リー・モーガン ディスクガイド 目次 Lee Morgan おすすめCD 案内
→リー・モーガン リーダー作 ① (前期) デビューから60年までBlue Note 前期
→リー・モーガン リーダー作 ② (後期) 62年以降 サイドワインダーなど
→リー・モーガン リーダー作 ③ (後期)67年から最終作品まで
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→リー・モーガン サイド参加作(前期) ② 58年~59年 メッセンジャーズ時代
→リー・モーガン サイド参加作(前期) ③ 59年 メッセンジャーズ 訪欧ツアーなど
→リー・モーガン サイド参加作(前期) ④ 60年 引き続きメッセンジャーズ主体
→リー・モーガン サイド参加作(後期) ⑤ 61年~63年 3管JM ライブ・イン・ジャパンなど
→リー・モーガン サイド参加作(後期) ⑥ 64年~66年 マクリーン、モブレーなどと共演
→リー・モーガン サイド参加作(後期) ⑦ 67年~72年 コテコテ系もあり